ゴミ辞典

更新日 2026-08-01

自治体が収集しない品目の見分け方

要点

粗大ごみに申し込めば何でも引き取ってもらえるわけではありません。渋谷区は30品目、大阪市は37品目を「収集しない」と明記しています。共通するのは、燃えない・爆発する・別の回収制度がある・処理施設で壊せない、のいずれかに当たる品目です。

粗大ごみの申込ページを開いて、品目のリストに探しているものが見つからない。そのとき手元にあるのは、自治体が収集しないと決めている品目かもしれません。渋谷区の品目一覧は30品目、大阪市は37品目を収集対象外として並べています。

4自治体が収集しないと書いている品目

自治体一覧での書き方収集しない品目の数確認日
渋谷区区では収集しません/区で収集できないもの30品目2026-08-01
大阪市収集しません37品目2026-08-01
横浜市販売店へ相談19品目2026-08-01
名古屋市その他(市では収集していません)一覧に区分名の記載2026-08-01

品目数は、各自治体の公式一覧に載っている行を2026-08-01時点で当サイトが数えたものです。自治体が公表している数字ではありません。

横浜市は「収集しません」ではなく「販売店へ相談」という区分名を使います。名古屋市は「その他」に入れたうえで、備考に「市では収集していません」と書きます。言葉が違うだけで、家庭ごみでは出せないという結論は同じです。

4つの型に分かれる

4自治体の一覧を横に並べると、収集しない理由が4つの型に整理できます。

1. 燃やすと危険なもの

灯油・ガソリン・シンナー・ベンジン・塗料・エンジンオイル・廃油。渋谷区と大阪市がそろって収集対象外にしています。横浜市も「ペンキ」「廃油」「化学薬品」「苛性ソーダ」「現像液」を販売店へ相談としています。灯油は購入した店やガソリンスタンドへの相談が案内先です。

2. 爆発・発火につながるもの

消火器・プロパンガスボンベ・LPガスボンベ・高圧ガスボンベ・自動車やバイクのバッテリー。横浜市はバッテリーについて「収集車の火災の原因となるため、集積場所に出さないでください」と注記しています。大阪市は炭酸水メーカー用のガスシリンダーも「販売元や製造メーカーへ返却」としています。

充電池まわりは自治体で判断が分かれます。渋谷区は「電池(充電式・ボタン電池)」「ポータブル電源」を収集しないとする一方、モバイルバッテリーは拠点回収で受け付けます。線引きはリチウム電池にまとめました。

3. 別の回収制度があるもの

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは家電リサイクル法、パソコンは資源有効利用促進法の回収に乗ります。自治体が収集しないのは、制度が別にあるためです。詳しくは家電リサイクル法の4品目を参照してください。大阪市はワインセラー・電気式ワイン庫も同じ枠に入れています。

小さな家電は逆に、自治体の回収ボックスに乗ります。判断は小型家電にまとめました。

4. 処理施設で壊せない・重すぎるもの

ピアノ耐火金庫タイヤ園芸用の土・砂・ブロック・ドラム缶・自動車・オートバイ。粗大ごみの破砕機に入れられない品目がここに集まります。

耐火金庫は業界団体が引き取り窓口を持っています。大阪市は大阪セーフ・ファニチュア協同組合(電話06-6228-6767)、名古屋市は中部セーフ・ファニチュア協同組合(窓口はヤマニ商会・電話052-251-4851)を案内しています。

引き取り先の探し方

  1. 住んでいる自治体の品目別一覧で、品目名を引きます。区分の欄に「収集しません」「販売店へ相談」「その他」と書かれていれば収集対象外です。
  2. 同じ行の備考に案内先が書かれています。販売店・メーカー・専門業者・業界団体のいずれかです。
  3. 業界団体名が書かれていれば、そこが最短の窓口になります。耐火金庫のセーフ・ファニチュア協同組合、消火器の消火器リサイクル推進センターが例です。
  4. 購入した店が分からない場合は、同じ品目を扱う販売店に相談できるかを確認します。
  5. 名古屋市の耐火金庫のように、自己搬入なら受け付ける例外を持つ自治体もあります。一覧の備考を最後まで読んでください。

集積所に出さない

収集対象外の品目を集積所に置いても、収集されずに残ります。横浜市がバッテリーについて火災の危険を明記しているように、危険物では収集車と処理施設の事故につながります。引き取り先が決まるまで手元で保管するのが、4自治体の案内に沿った動き方です。

収集しない品目のリストは年度で改定されます。最終確認は、お住まいの自治体の公式ページで行ってください。

この判断が関わる品目

よくある質問

Q粗大ごみに申し込めば何でも引き取ってもらえますか。

引き取ってもらえない品目があります。渋谷区の品目一覧は30品目、大阪市は37品目を「収集しません」「区で収集できないもの」と明記しています。ピアノ・耐火金庫・消火器・タイヤ・灯油・自動車バッテリーはいずれも粗大ごみでは出せません。

Q収集しない品目に共通点はありますか。

4自治体の一覧を並べると、燃やすと危険なもの(灯油・シンナー・ガスボンベ)、爆発や火災につながるもの(消火器・自動車バッテリー)、別の回収制度が用意されているもの(家電リサイクル法の4品目・パソコン)、処理施設で壊せないもの(ピアノ・耐火金庫・タイヤ・土)に分かれます。

Q引き取り先はどうやって探せばいいですか。

品目一覧に案内先が書かれています。渋谷区は「専門業者に依頼」、横浜市は「販売店へ相談」、大阪市と名古屋市は購入店・販売店・メーカーや業界団体名を挙げています。耐火金庫であれば大阪市が大阪セーフ・ファニチュア協同組合、名古屋市が中部セーフ・ファニチュア協同組合を案内しています。

Q自治体によって収集しない品目は違いますか。

違います。同じ品目でも扱いが分かれます。たとえば電池では、渋谷区が「電池(充電式・ボタン電池)」を収集しないとする一方、大阪市はモバイルバッテリーをリチウムイオン電池等の回収、名古屋市は電池類として受け付けています。住んでいる自治体の一覧で確認してください。

Q収集しない品目を集積所に出すとどうなりますか。

横浜市は自動車などのバッテリーについて「収集車の火災の原因となるため、集積場所に出さないでください」と明記しています。収集されずに残る場合もあります。

出典