ゴミ辞典

更新日 2026-07-26

家電リサイクル法の4品目と、市区町村が集めない理由

要点

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は家電リサイクル法の対象で、市区町村のごみ収集では扱いません。捨てるときは収集運搬料金とリサイクル料金を払い、小売業者か指定引取場所に引き渡します。

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、家庭ごみの収集では引き取ってもらえません。家電リサイクル法がこの4品目を切り分けていて、捨てる人が収集運搬料金とリサイクル料金を払い、小売業者か指定引取場所に引き渡す流れになっています。粗大ごみの申込画面で品目を探しても出てこないのは、そもそも自治体の収集から外れているためです。

基準

環境省は、家電リサイクル法の対象機器を次の4品目としています。いずれも家庭用のものです。

対象機器範囲
家庭用エアコン家庭用のもの
テレビブラウン管式・液晶式・有機EL式・プラズマ式
電気冷蔵庫・電気冷凍庫家庭用のもの
電気洗濯機・衣類乾燥機家庭用のもの

液晶テレビも有機ELテレビも対象に入ります。画面が薄いから小型家電で出せる、とはなりません。

料金の決まり方

払う料金は2つに分かれます。環境省は、排出する際に収集運搬料金と再商品化等料金(リサイクル料金)を支払う仕組みだとしています。

金額はメーカーとサイズで変わり、改定もあります。このサイトでは金額を持たず、RKCの一覧で確認してもらう形にしています。

判断の手順

  1. 捨てるものが4品目に入るか確かめる。エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機なら家庭ごみには出せません
  2. 買い替えるなら、新しい製品を買う小売業者に引取りを頼む。小売業者には引取りの義務があります
  3. 買い替えではなく処分だけなら、その製品を買った小売業者に頼む
  4. 買った店がわからないときは、住んでいる市区町村の案内に従う。処分の方法は市区町村で異なります
  5. 自分で運ぶなら、RKCの指定引取場所一覧で所在地・営業日・営業時間を確認してから持ち込む

引き渡すときは家電リサイクル券を使います。RKCは、料金を店で払う「料金販売店回収方式」と、郵便局で振り込む「料金郵便局振込方式」の2つを案内しています。券には管理票(マニフェスト)の役割があり、環境省はこの制度によって消費者もリサイクルが実施されたことを確認できるとしています。

自治体はどう案内しているか

市区町村側の書き方もそろっています。当サイトで公式案内を確認した自治体のうち、家電4品目に触れているところの記載です。

自治体案内の記載確認日
千葉市家電リサイクル法4品目・コイルスプリング入りのマットレスやソファーなどは「排出禁止物」で市では収集しない2026-07-21
川越市家電リサイクル法対象機器(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機)とパソコンは市では収集・処理しない2026-07-21
鹿児島市家電リサイクル法対象の4品目・パソコンはごみステーションに出せず、法律に基づいて処理する2026-07-21
松山市家電リサイクル法対象の4品目・家庭用パソコンは市では収集せず、別の方法で処理する2026-07-21
岐阜市家電リサイクル法対象品目・パソコンは市では収集しない2026-07-21

書き方は違っても、結論は同じです。ごみステーションにも粗大ごみにも出せません。

迷いやすいケース

住んでいる市区町村の案内は自治体別のページから引けます。金額や引取場所は改定されることがあるため、実際に運ぶ前にRKCと市区町村の公式案内で確かめてください。

この判断が関わる品目

よくある質問

Q家電リサイクル法の対象になるのは何ですか。

環境省は対象機器を、家庭用エアコン、テレビ(ブラウン管式・液晶式・有機EL式・プラズマ式)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機の4品目としています。いずれも家庭用のものが対象です。

Qなぜ市区町村のごみ収集に出せないのですか。

家電リサイクル法で、小売業者に引取りが、製造業者等にリサイクルが義務づけられているためです。自治体の案内も同じで、千葉市は家電リサイクル法4品目を「排出禁止物」として市では収集しないとしています。川越市も「市では収集・処理しない」と案内しています。

Q料金は2種類あると聞きました。何が違いますか。

収集運搬料金とリサイクル料金(再商品化等料金)の2つです。環境省は排出する際にこれらの料金を支払う仕組みとしています。収集運搬料金は運ぶ小売業者ごとに、リサイクル料金は品目とメーカーごとに決まります。

Qリサイクル料金はどこで調べられますか。

家電リサイクル券センター(RKC)が、メーカー名・ロゴ・型名から料金を検索できる一覧を公開しています。小売業者にも料金の公表義務があり、環境省は店頭掲示で公表し照会に応じるとしています。

Q買った店がわからないときはどうしますか。

住んでいる市区町村の案内に従います。処分の方法は市区町村で異なります。自分で運べる場合は、RKCの指定引取場所一覧で所在地と営業日を確認して持ち込む方法もあります。

Qパソコンも同じ扱いですか。

家電リサイクル法の4品目には入りませんが、多くの市区町村がごみ収集の対象外としています。鹿児島市は家庭用パソコンについて市では収集せず別の方法で処理するとし、川越市も市では収集・処理しないとしています。メーカーや認定事業者による回収の仕組みがあるため、住んでいる市区町村の案内で確認してください。

出典