いす型のマッサージチェアは、当サイトが24自治体の公式一覧で確認したところ、20自治体が粗大ごみ・大型ごみでした。燃やさない側のごみが3自治体、市内の地域で分かれるのが1自治体です。
ただし、粗大ごみに申し込めば必ず引き取ってもらえるとは限りません。重さと内部のモーターを理由に、粗大ごみの枠から外している自治体があります。
手数料は500円から1,800円まで開く
金額を一覧に書いている自治体だけを並べると、こうなります。
- 北九州市: 500円(品目名「あんま器」・粗大ごみ手数料表)
- 大阪市: 1,000円(1台)
- 仙台市: 1,200円(いす型)。いす型以外は合計1.5m未満400円・1.5m以上800円
- 枚方市: 1,200円(指定品目)
- 浜松市: 1,240円(連絡ごみ・大小問わず)
- 尼崎市: 1,500円。ベッド型は1,800円
同じ形のものを出しても、市が変われば3倍以上の差が付きます。尼崎市だけが、いす型とベッド型で金額を分けています。金額を一覧に載せていない自治体では、申込のときに受付センターが決めます。
重さで断られる自治体がある
家庭用のマッサージチェアは、上位機種になると本体だけで50キログラムを超えます。そこに線を引いている自治体が2つありました。
- 江戸川区: 50キログラム以上のものは粗大ごみでは扱えません
- 姫路市: できるだけばらして、小さく束ねてください。50キログラム以上のものは、許可のある収集運搬業者へ依頼、またはごみ処理施設へ直接持ち込んでください
粗大ごみの申込フォームには重さの入力欄がないことが多いので、申し込んだ時点では気づけません。取扱説明書かメーカーの製品ページで本体重量を先に確かめてください。
相模原市はモーターの大きさで線を引く
相模原市のマッサージチェアーの備考には、他の23自治体には無い条件が書かれています。
使用済小型家電の回収ボックスに入らない大きさのモーター(概ね15センチメートルを超えるもの)がついているものは「市では処理できません」
粗大ごみの区分に置きながら、実際には受け取らない場合があると読める書き方です。あわせて「電池やバッテリーは外す」とも書かれています。
青森市も似た形で、スプリング入りのものを自己搬入する場合は、まず清掃工場へ搬入し、性状等により清掃工場で処理できないものは最終処分場への搬入となる場合がある(有料)と書いています。搬入先が2段階になる想定です。
小さいマッサージ器は、同じ市でも反対側に落ちる
肩に載せるタイプや手で持つタイプは、いす型と別の行に置かれています。境目の測り方が自治体で違います。
- 神戸市: 指定袋に入り5キログラム以下なら燃えないごみ、または小型家電BOX
- 仙台市: おおむね30センチメートル以下のものは家庭ごみ。小型家電としても回収
- 名古屋市: 縦15センチメートル・横40センチメートル・奥行25センチメートル以下なら小型家電回収ボックス。利用できない場合は不燃ごみ
- 岸和田市: ハンディタイプで31センチメートル×15センチメートルの投入口に入るものは公共施設の回収ボックスへ
- 新潟市: 指定袋に入る場合は燃やさないごみ
- 千葉市・柏市: 「マッサージ器」は不燃ごみ(千葉市は指定袋に入らない場合は粗大ごみ)
- 大阪市: 座いす型と肩・首マッサージ器は小型家電リサイクル回収(宅配便)
- 札幌市: 「マッサージ器具(電動式)」は燃やせないごみ。小型家電の無料回収に出すと資源に
- 西宮市: クッション型マッサージ器は粗大ごみ。指定袋に入る場合はその他不燃ごみ
重さで切る神戸市、長さで切る仙台市、箱の投入口で切る岸和田市と名古屋市。同じ「小さいマッサージ器」でも、どの物差しを当てられるかで結論が変わります。
電池は外す。ただし新潟市だけ逆を書く
- 外すよう書いている: 相模原市・岸和田市・那覇市・吹田市・大阪市(電池を外した上で普通ごみまたは粗大ごみ)
- 吹田市は、取り外した電池を小型複雑ごみへ回すところまで書いている
- 新潟市: 電池類が外せない場合は本体ごと「特定5品目」
新潟市の書き方は、外せない電池を無理に取り出させないための設計です。外そうとして本体を壊す前に、自分の自治体がどちらの案内をしているかを見てください。
姫路市は市内で3つに分かれる
姫路市の一覧は、合併前の地域ごとに列が分かれています。マッサージ機は、旧姫路市域が金属複合製品類、旧夢前町域・旧香寺町域・旧安富町域が大型ごみ、旧家島町域が大型ごみ等です。市の名前だけで調べると、自分の住所の区分にたどり着けません。
吹田市には別の形の指定があります。大型ごみとして出すとき、本体に「不用品」と貼り紙をするというものです。
出し方の手順
- 本体の寸法と重さを取扱説明書かメーカーの製品ページで確認する
- お住まいの自治体の品目一覧を「マッサージチェア」「マッサージ機」「あんま機」で引く
- いす型と手で持つタイプで行が分かれていないか確かめる。小さいものは袋や回収ボックスに回る場合がある
- 重さの条件を読む。江戸川区・姫路市は50キログラムで線を引いている
- 電池・バッテリーを外す。外せない場合は、新潟市のように本体ごと出す案内があるか確認する
- 粗大ごみに回るなら、受付センターへ申し込んで手数料を確認する
やってはいけないこと
集積所に置いていくことはできません。粗大ごみは申込が前提の区分で、申込のない大型のものは残されます。運び出せないからといって解体するのも、内部にモーターと配線が入っているため各自治体の想定から外れます。姫路市だけは「できるだけばらして、小さく束ねてください」と書いていますが、これは姫路市の指示であって、他の自治体には当てはまりません。
関連する品目
同じ「重くて申込が要る」帯はソファーの捨て方、ベッドの捨て方、マットレスの捨て方にまとめています。座って使うものは椅子の捨て方と座椅子の捨て方、小型家電の回収ボックスに入るかどうかの考え方は小型家電リサイクルの使いどころ、大きさの境目は30cmルールで扱っています。
区分は自治体で異なり、年度で改定されることもあります。最終確認はお住まいの自治体公式で行ってください。