ゴミ辞典
スプレー缶・危険物 更新日 2026-08-22

発煙筒(発炎筒)の捨て方

結論

車に積む発煙筒は、当サイトが確認した13自治体のうち9自治体が市の収集から外し、販売店・ディーラー・製造メーカーへ回している。通常のごみで受け取るのは4自治体で、うち相模原市は使用済みのものに限っている。集積所に出す前に、自分の自治体がどちらかを必ず確かめる品目。

分別区分は自治体によって異なります。最終確認はお住まいの自治体の公式案内をご覧ください。

区分
自治体で分かれる(市の収集から外している9自治体/通常のごみで受け取る4自治体)
申込
不要。市が受け取らない自治体では、販売店・ディーラー・製造メーカー・購入店への相談が案内されている
出す前の処理
受け取る自治体は水に浸すよう書いている。札幌市と名古屋市は「水に浸し、発火しないようにして」、相模原市は使用済のものを「水で十分に湿らせてから排出」
注意
相模原市は未使用のものを「市では処理できません」と書き、使用済みと未使用で扱いを分けている。静岡市は品目名そのものが「発煙筒(未使用)」で収集不可

車に積む発煙筒は、当サイトが13自治体の公式一覧で確認したところ、9自治体が市の収集から外していました。「市で収集しないごみ」「排出禁止物」「収集できないごみ」「収集不可」「処理困難物」「集積所に出してはいけないごみ」と書き方は違いますが、いずれも集積所には出せません。通常のごみで受け取るのは4自治体です。

受け取らない側が多数を占める

一覧の区分の欄が空欄で、備考の欄にだけ相談先が書かれている形が多いのが特徴です。千葉市は自動車・バイク用バッテリーと発電機を、枚方市は車・単車・船用バッテリーを同じ枠に入れていて、車まわりの部品をまとめて排出禁止の側に置いています。

柏市だけは相談先の記載がありません。収集できないごみとしか書かれていないので、持って行く先は市のごみ担当課に聞くことになります。

受け取る4自治体でも、水に浸すことが前提

札幌市と名古屋市は同じ言い回しで、発火させないための処理として水を指定しています。名古屋市の一覧では、発炎筒のすぐ隣の行に花火があります。同じ「火薬が入っているもの」として並べられている位置づけです。

使用済みと未使用で書き分けている自治体がある

この品目でいちばん大きな分岐は、使い切ったかどうかです。

相模原市の備考には、こう書かれています。

使用済のものは水で十分に湿らせてから排出。※未使用のものは「市では処理できません」

一般ごみの区分に置きながら、未使用のものは受け取らないという書き分けです。収録した13自治体で、この形をとっているのは相模原市だけでした。

静岡市はもう一歩進んでいて、品目名そのものが「発煙筒(未使用)」です。葵区・駿河区・清水区のいずれも収集不可で、注意点は3区とも「購入店、取扱店、製造メーカー等に相談する」。未使用のものだけを取り出して一覧に載せている構成です。

車検で交換した発煙筒は、まず使われていません。ダッシュボードや助手席の足元から出てきたものは、未使用側だと考えて一覧を読んでください。

一覧で「発煙筒」を引けないことがある

品目名の漢字が2通りあります。

道路運送車両法の保安基準では非常信号用具と呼ばれ、製品には「発炎筒」と印字されているものが多くあります。片方で引いて出てこなかったら、もう片方でも引いてみてください。

出し方の手順

  1. 使用済みか未使用かを確かめる。キャップを外した跡がなければ未使用
  2. お住まいの自治体の品目一覧を「発煙筒」「発炎筒」の両方で引く
  3. 区分の欄が空欄でないか確かめる。空欄なら備考の相談先を読む
  4. 受け取る自治体で使用済みのものなら、水に浸してから出す。札幌市・名古屋市・相模原市はここを明示している
  5. 未使用のもの、または市が受け取らない自治体では、購入店・ディーラー・製造メーカーへ相談する

やってはいけないこと

火をつけて使い切ってから捨てる、という処理はできません。発煙筒は道路上の緊急時に使うもので、練習や処分のために燃やすことは想定されていません。

分解して中身を出すこともできません。中に入っているのは火薬で、各自治体の一覧はいずれも分解の手順を書いていません。開けずにそのまま、指定された相談先へ持って行ってください。

集積所に置いていくこともできません。9自治体が明確に排出を禁じており、火薬が入ったまま収集車に積まれると事故につながります。

関連する品目

同じ「火薬が入っている」帯は花火の捨て方にまとめています。車まわりで市が受け取らないものは自動車・バイクのバッテリーの捨て方タイヤの捨て方、車そのものを手放す手続きは車の処分で扱っています。市が収集しないごみの考え方は市区町村が収集しないもの、消火器のように専門の回収ルートがあるものは消火器の捨て方を参照してください。

区分は自治体で異なり、年度で改定されることもあります。最終確認はお住まいの自治体公式で行ってください。

自治体でどう変わるか

同じ品目でも、区分は自治体ごとに違います。確認済みの13自治体の扱いを並べます。

自治体ごとの区分と出し方の比較
札幌市 燃やせるごみ(有料指定袋)。出し方の欄は「水に浸し、発火しないようにして」。 公式案内 2026-08-22 確認
青森市 市で収集しないごみ。販売店等の取扱業者へ回収を依頼するよう書かれている。 公式案内 2026-08-22 確認
千葉市 排出禁止物等。同じ一覧では、自動車・バイク用バッテリーと発電機も排出禁止物等に置かれている。 公式案内 2026-08-22 確認
柏市 収集できないごみ。備考欄に相談先の記載はない。 公式案内 2026-08-22 確認
新潟市 排出禁止物。品目名は「発炎筒」で、備考は「販売店にご相談ください」。 公式案内 2026-08-22 確認
相模原市 一般ごみ。ただし使用済のものは水で十分に湿らせてから排出し、未使用のものは「市では処理できません」と書かれている。「発煙筒」「発炎筒」の両方の項目に同じ注記がある。 公式案内 2026-08-22 確認
静岡市 収集不可。品目名が「発煙筒(未使用)」で立っており、葵区・駿河区・清水区のいずれも収集不可。注意点は3区とも「購入店、取扱店、製造メーカー等に相談する」。 公式案内 2026-08-22 確認
浜松市 集積所に出してはいけないごみ。業者又は販売店等へ、と書かれている。 公式案内 2026-08-22 確認
名古屋市 可燃ごみ。品目名は「発炎筒」で、備考は「水に浸し、発火しないようにしてください。」同じ一覧では花火が隣の行にある。 公式案内 2026-08-22 確認
枚方市 処理困難物。販売店(ディーラー)・製造元に相談するよう書かれている。同じ一覧では車・単車・船用バッテリーも処理困難物。 公式案内 2026-08-22 確認
尼崎市 市で処理できないので収集しない品目(区分欄の記号は「不」)。購入店等へ回収を依頼するよう書かれている。発電機も同じ扱い。 公式案内 2026-08-22 確認
奈良市 燃やせるごみ。品目名は「発炎筒」で、一覧の区分欄は「燃」、資源の欄と大型ごみの欄はいずれも「×」。 公式案内 2026-08-22 確認
那覇市 収集不可。品目名は「発煙筒(保安煙筒)」で、販売店へ問い合わせるよう書かれている。 公式案内 2026-08-22 確認

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掲載していない自治体のきまりは、お住まいの自治体の公式案内をご覧ください。区分は年度で変わることがあります。

よくある質問

Q車に積んでいる発煙筒は何ごみですか。

自治体で大きく分かれます。当サイトが確認した13自治体では、9自治体が市の収集から外していました(青森市・千葉市・柏市・新潟市・静岡市・浜松市・枚方市・尼崎市・那覇市)。通常のごみで受け取るのは4自治体で、札幌市が燃やせるごみ、名古屋市と奈良市が可燃ごみ、相模原市が一般ごみです。

Q期限が切れた未使用の発煙筒はどうしますか。

未使用のものを別に扱う自治体があります。相模原市は使用済のものを一般ごみとしたうえで、未使用のものは「市では処理できません」と書いています。静岡市は品目名そのものが「発煙筒(未使用)」で、葵区・駿河区・清水区のいずれも収集不可、購入店・取扱店・製造メーカー等に相談するよう案内しています。使い切っていない発煙筒は、家庭ごみに出せない側だと考えて自治体の一覧を確認してください。

Q市が受け取らない場合はどこに持って行けばいいですか。

案内先は自治体で違います。青森市は販売店等の取扱業者、新潟市は販売店、枚方市は販売店(ディーラー)・製造元、尼崎市は購入店等、那覇市は販売店、静岡市は購入店・取扱店・製造メーカー等です。浜松市は業者又は販売店等と書いています。柏市だけは相談先の記載がないため、市のごみ担当課に確認してください。

Q発煙筒と発炎筒は違うものですか。

一覧の上では同じものを指しています。名古屋市・新潟市・奈良市は「発炎筒」、札幌市・青森市・千葉市・柏市・静岡市・浜松市・枚方市・尼崎市は「発煙筒」、那覇市は「発煙筒(保安煙筒)」という品目名です。相模原市は「発煙筒」と「発炎筒」の両方の項目を持っていて、どちらにも同じ注記が付いています。

Q使用済みのものは水に浸しますか。

受け取る自治体は浸すよう書いています。札幌市の出し方の欄は「水に浸し、発火しないようにして」、名古屋市の備考も「水に浸し、発火しないようにしてください。」、相模原市は使用済のものを「水で十分に湿らせてから排出」です。火が残った状態で袋に入れることは、どの自治体も想定していません。

Q車を手放すときはどうしますか。

廃車の手続きとは別の話になります。発煙筒は車体の付属品ではなく、非常信号用具として車内に置かれているものなので、廃車の窓口では扱いません。ディーラーや整備工場に車を渡す場合は、車内に載せたままでよいか先に聞いてください。自分で処分する場合は、上のとおり自治体の一覧を確認します。

お住まいの自治体で発煙筒を調べる

発煙筒について当サイトが公式で確認できているのは、上に並べた自治体だけです。 ほかの市区の区分は、推測で書かずに空けています。お住まいの自治体を選ぶと、その市区のごみ分別ページへ移動します。 そこに品目別の分別一覧(公式)粗大ごみ受付の入口を置いてあるので、発煙筒の行はそこで引けます。

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