草刈り機と芝刈り機は、エンジン式か電気式かで行き先が変わります。当サイトが28自治体の公式一覧で確認したところ、動力を別項目に分けているのが14自治体、分けずに1項目にしているのが13自治体でした。分けている自治体のうち10自治体はエンジン式を市の収集から外し、販売店や専門業者へ回しています。
エンジン式を市が受け取らない自治体
区分の欄に粗大ごみと書いてあっても、その隣に一文が添えられていることがあります。
- 練馬区: 粗大ごみ。ただしエンジン式は区では収集できません。メーカーまたは販売店へ
- 江戸川区: 粗大ごみ。エンジン付のものは専門業者に依頼
- 青森市: 本体(エンジン式)は市で収集しないごみ。販売店等の取扱業者へ
- 広島市: エンジン式は市では収集しません。販売店や専門の処理業者へ
- 鳥取市: エンジン付きは持出禁止。購入先又は専門業者へ
- 枚方市: エンジン式は処理困難物。販売店・製造元、またはごみ処理(一般廃棄物)業者へ
- 浜松市: 芝刈り機のエンジン式は集積所に出してはいけないごみ。業者又は販売店等へ
- 札幌市: 大型ごみだが、備考はエンジン付は販売店へ
- 名古屋市: エンジン式はその他。住んでいる区の環境事業所へ問い合わせ
- 岸和田市: 「草刈機」は収集不可で販売店等へ(物によっては粗大ごみで収集可)
新宿区と江東区は、品目名そのものが「芝刈り機(エンジン式を除く)」「草刈り機(エンジンなし)」で、エンジン式の行き先を一覧に書いていません。
柏市だけがエンジン式を資源として集める
反対に、エンジン式を受け取る自治体もあります。西宮市は「芝刈り機(エンジン付き)」を別項目に立てたうえで粗大ごみとして受け付けています。
柏市の書き分けは、収録した28自治体で唯一の形でした。
| 柏市の品目名 | 区分 |
|---|---|
| 草刈り機(エンジン式) | 資源品(金属類) |
| 草刈り機(手動) | 資源品(金属類) |
| 草刈り機(エンジン式以外の電動・バッテリー式) | 不燃ごみ |
エンジン式と手動を金属の資源に回し、電動・バッテリー式だけを不燃ごみに落とします。他の自治体が「エンジン式は危ないから受け取らない」と書いている場所で、柏市は「金属だから資源」と読んでいます。
抜くもの・外すもの・包むもの
受け取る自治体は、そのままの状態で出すことを想定していません。
燃料を抜く- 仙台市「燃料を抜いて」/新潟市「燃料は抜いて空にして出してください」/神戸市「ガソリンなどは抜いてください」/奈良市「燃料を抜いて、刃は安全措置をしてください」/姫路市「燃料・オイルを抜いてください」/岸和田市「燃料等は必ず全て抜いてください」
- 岸和田市「電池・バッテリーを取り外してください」/鳥取市「充電式電池(バッテリー)は外して乾電池等に出してください」/千葉市は品目名に「バッテリーは除く」/尼崎市は取り外した充電池を本庁舎や生涯学習プラザの回収ボックスへ、外せない場合は家庭ごみ案内センターへ/名古屋市は充電式を「充電式家電」という別区分に置く
- 青森市「新聞紙などで包んでから『刃物』と張り紙をして出す」(草刈り機の刃は燃えないごみ)/浜松市「危なくないように刃は紙等で包む」(刃はもえないごみ)/相模原市は「草刈機・刈払機(家庭用)の刃」を金物類、50cm以上は粗大ごみ/鳥取市は刃を小型破砕ごみ
相模原市の一覧には本体の項目がなく、刃だけが載っています。本体をどうするかは一覧から読み取れないので、市へ問い合わせが要ります。
農作業で使ったものは家庭ごみではない
3つの自治体が、使い方で線を引いています。
- 秋田市: 農業使用は産業廃棄物
- 鳥取市: 草刈機の刃について農業等事業用は持出禁止。産業廃棄物として処分する
- 姫路市: 営利目的で使用したものは収集できません
家庭の庭で使っていたものと、田畑で使っていたものは、同じ機械でも行き先が変わります。
小さいものは粗大ごみにならない自治体もある
大きさで別の区分に落ちる書き方があります。
- 秋田市: 50センチメートル以下は「金属類」
- 尼崎市: 50cm以下は「金属製小型ごみ」
- 鳥取市: 電動式の50cm未満は「小型破砕ごみ」
- 名古屋市: コンセント式で縦15cm・横40cm・奥行25cm以下は小型家電回収ボックスへ
- 札幌市: 電動式は小型家電の無料回収に出せる
手で持てる小型の芝刈り機やバリカン型のものは、粗大ごみの申込をしなくても出せる可能性があります。
出し方の手順
- 動力を確かめる。エンジン式(ガソリン)か、コンセント式か、充電式か、手動か
- お住まいの自治体の一覧を「草刈り機」「草刈機」「刈払機」「芝刈り機」で引く。品目名か備考に動力の区別が入っていないか読む
- エンジン式が対象外なら、販売店・メーカー・専門業者・環境事業所のうち、自治体が指定した先へ連絡する
- 受け取ってもらえるなら、燃料を抜き、電池・バッテリーを外し、刃を紙で包む
- 大きさを測る。50cm前後を境に別の区分へ落ちる自治体がある
- 粗大ごみ・大型ごみなら申込へ。仙台市400円または800円、浜松市620円、尼崎市300円、岡山市は戸別500円で持込み無料
やってはいけないこと
燃料を入れたまま出さないでください。燃料を抜くよう書いている自治体が6つあり、抜く指示は収集車と処理施設での発火を避けるためのものです。充電池を付けたまま出すこともできません。尼崎市は取り外した充電池を回収ボックスへ、取り外せない場合は案内センターへ、と受け皿まで指定しています。刃はむき出しのまま袋に入れないでください。
区分は自治体で異なり、年度で改定されることもあります。最終確認はお住まいの自治体公式で行ってください。外した充電池そのものはモバイルバッテリーの捨て方とリチウムイオン電池の判断軸、刃物の出し方は包丁の捨て方、市が収集しないごみの考え方は市区町村が収集しないものにまとめています。