外付けハードディスクは燃えないごみが原則です。当サイトが11自治体の公式で確認したところ、6自治体が燃えない側の区分でした。
ただし3自治体は小型家電の回収が第一の受け皿です。大阪市と名古屋市は小型家電リサイクル回収、京都市は拠点回収。川崎市は小物金属、茨木市は普通ごみでした。
データ消去を書いているのは2自治体だけ
外付けHDDには写真も書類も入っています。ところが品目一覧でデータ消去を求めていたのは、11自治体のうち目黒区と京都市の2つだけでした。
目黒区の注記は「データは消去してから出してください」。京都市は「保存データは消去」です。残る9自治体の該当項目には、データについての記載が見当たりませんでした。
記載が無いことは、消さなくてよいという意味ではありません。分別の案内は行き先を示すもので、中身の扱いまでは踏み込んでいないだけです。捨てる前に自分で消してください。
小型家電の回収でもデータは自分で消す
大阪市・名古屋市・京都市・熊本市・茨木市は小型家電の回収を案内しています。「リサイクルに出すのだから、業者が消してくれる」と考えたくなる場面です。
当サイトが確認した範囲では、回収側でデータを消去すると約束している記載はありませんでした。小型家電の回収は金属資源の回収であって、データ消去のサービスではありません。回収ボックスに入れる前に、自分で消去を済ませます。
品目名が8通りに分かれている
自治体の辞典を引いても見つからないことがあります。表記がそろっていないためです。
「ハードディスク」(大阪市・立川市・熊本市)、「ハードディスク(外付用)」(名古屋市)、「ハードディスクドライブ(外付け)」(目黒区)、「HDD」(小田原市・茨木市)、「外付けハードディスク」(越谷市)。
さらに大田区と川崎市はパソコン周辺機器でまとめていて、単独の行がありません。大田区の項目名は「パソコン周辺機器(パソコン内部機器を除く。)※30センチメートル未満のもの」で、注記にマウスと外付けHDDが例示されています。
引いて出てこないときは、HDD・ハードディスク・パソコン周辺機器の3つで順に試します。
京都市は箱のサイズで拠点回収と大型ごみが分かれる
京都市の基準は寸法で書かれています。30センチメートル×40センチメートル×40センチメートル以下なら拠点回収、それより大きい場合は大型ごみです。
同じ注記に「内蔵型も別売りで購入した場合には同じ」ともあります。後から買い足した内蔵HDDを取り出して捨てるときは、外付けと同じ扱いになります。
大田区は30センチメートル未満がパソコン周辺機器の対象で、川崎市は最長辺30センチメートル以上なら粗大ごみです。
内蔵HDDとパソコン本体は別の話
パソコンの中に最初から入っているHDDは、パソコン本体の一部です。大田区の項目名にも「パソコン内部機器を除く。」と書かれています。パソコンごと処分するときは、パソコンリサイクルの制度で出します。
外付けHDDだけが、単体のごみ・小型家電として扱われます。パソコンと外付けHDDを同じ日に処分するときは、出し先が2つに分かれます。
出し方の手順
- データを消去する。目黒区と京都市は品目一覧でも求めている
- お住まいの自治体の品目一覧で「ハードディスク」を引く。無ければ「HDD」「パソコン周辺機器」で引き直す
- 区分を確認する。大阪市・名古屋市・京都市は小型家電の回収が第一の受け皿
- 京都市は寸法を測る。30センチメートル×40センチメートル×40センチメートル以下なら拠点回収
- ケーブルが付いている場合は束ねる(川崎市)
- パソコン本体は別の制度(パソコンリサイクル)で出す
やってはいけないこと
データを消さずに小型家電の回収ボックスへ入れることは避けてください。回収側での消去を約束している記載は、当サイトが確認した自治体の該当項目にはありませんでした。パソコンの中に入ったままの内蔵HDDを外付けHDDの区分で出すのも、大田区のように「パソコン内部機器を除く」と書いている自治体では対象外です。