除湿剤は、当サイトが18自治体の公式一覧で確認したところ、燃やす側のごみが8自治体、プラスチックの資源が7自治体で、ほぼ半分に割れました。可燃と不燃を分けない家庭ごみが2自治体、破砕ごみが1自治体です。
分かれ目は素材ではなく、一覧の品目名です。「除湿剤」と書いている自治体は中身ごとの話をしていて、「除湿剤の容器」と書いている自治体は、水を捨てたあとの容器についてだけ書いています。
燃やす側と資源側が、ほぼ同数で並ぶ
- 燃やす側(8自治体): 練馬区・江戸川区(燃やすごみ)/浜松市(もえるごみ)/吹田市(燃焼ごみ)/西宮市・那覇市(もやすごみ)/奈良市(燃やせるごみ)/岡山市(可燃ごみ)
- プラスチックの資源(7自治体): 渋谷区(資源)/札幌市・神戸市(容器包装プラスチック)/相模原市(プラ製容器包装)/名古屋市・大阪市(プラスチック資源)/枚方市(ペットボトル・プラスチック製容器包装)
- 可燃と不燃を分けない家庭ごみ(2自治体): 仙台市(家庭ごみ)/岸和田市(普通ごみ)
- 破砕ごみ(1自治体): 高松市
高松市だけが破砕ごみに置いています。同じ一覧では書籍が紙・布、食器が破砕なので、除湿剤の容器を硬いプラスチックの側で見ている並びです。
品目名が「除湿剤」か「除湿剤の容器」かで、書いてある内容が変わる
同じ一覧でも、何について書いているかが違います。
- 「除湿剤の容器」で立てている: 札幌市・浜松市・名古屋市・吹田市・江戸川区
- 「湿気取り容器」「湿気取りの容器」「湿気取り剤・湿気取り容器」で立てている: 神戸市・相模原市・大阪市
- 「除湿剤」そのままで立てている: 練馬区・渋谷区・仙台市・枚方市・岸和田市・西宮市・奈良市・岡山市・高松市・那覇市
容器を品目名にしている自治体は、中の水を先に捨てた前提で書いています。札幌市の出し方の欄は「水を捨て、かすを紙で拭き取る」、名古屋市の備考は「水を捨ててください。」、吹田市は「水は抜いておく」です。水が入ったまま資源に出す想定は、どの一覧にもありませんでした。
江戸川区と浜松市は、1つの品目を2行に分けています。江戸川区は「除湿剤」が燃やすごみ、「除湿剤の容器」が資源。浜松市は中身がもえるごみ、容器がプラスチック製容器包装です。中身と容器で行き先が変わることを、一覧の中で明示している形です。
たまった水の捨て先は、どの一覧にも書かれていない
前処理として「水を捨てる」と書く自治体は多くありました。書き方は自治体で違います。
- 札幌市: 水を捨て、かすを紙で拭き取る
- 神戸市: 水を捨てて、汚れを取って出してください
- 名古屋市: 水を捨ててください
- 渋谷区: 中の水は捨ててください
- 吹田市: 水は抜いておく
- 枚方市: 中身の水は捨てる
- 那覇市: 水がたまるものは水をこぼす
ただし、その水をどこへ捨てるかを書いている自治体は、確認した18自治体には見当たりませんでした。台所へ流すのか、洗面所か、屋外かという分岐に一覧は触れていません。当サイトでも指定しません。書かれていないことを推測で埋めると、そこだけ出典のない情報になるためです。
汚れや薬剤が残ると、資源から外れる
資源に置いている自治体ほど、条件が付いています。
- 江戸川区: 洗って、内容物が付着している場合は燃やすごみ
- 浜松市: プラマーク有りならプラスチック製容器包装。汚れているものは「もえるごみ」
- 相模原市: プラマークを確認。薬剤、汚れの落ちないものは「一般ごみ」
- 大阪市: プラスチック素材以外が含まれている場合は「普通ごみ」
- 神戸市: 水を捨てて、汚れを取って出してください
つまり、資源に出せるかどうかは自治体名だけでは決まりません。同じ相模原市でも、薬剤がこびりついた容器は一般ごみへ回ります。洗ってみて汚れが落ちなければ、燃やす側に出すのが各自治体の書き方に沿った判断です。
除湿剤と除湿機は別の品目
一覧では、電気で動く除湿機が別の行に置かれています。
- 仙台市: 除湿機は粗大ごみ(処理手数料400円)。小型家電としても回収
- 岡山市: 除湿機は粗大ごみ(持込み無料・戸別収集手数料200円)。フロン使用品は引取証明書(写)が必須
- 西宮市: 除湿機は粗大ごみ
- 姫路市: 除湿機は金属複合製品類・大型ごみ(フロン類を含まないもの)
「じょしつき」と入力して出てきた行が電気製品の側だった、という取り違えが起きやすい並びです。品目名の末尾が「剤」か「機」かを確かめてください。
出し方の手順
- お住まいの自治体の品目一覧を「除湿剤」「湿気取り」「水とり」で引く
- 出てきた品目名が「除湿剤」なのか「除湿剤の容器」なのかを確かめる
- 中にたまった水を捨てる。札幌市のように「かすを紙で拭き取る」と書いてある自治体は、そこまで行う
- 容器を洗う。汚れや薬剤が落ちない場合は、資源ではなく燃やす側の区分へ回す
- プラマークの有無を確認する。浜松市・相模原市はマークを見るよう書いている
- 指定された区分の袋に入れて出す
関連する品目
食品の袋に入っている粒状のものは乾燥剤の捨て方にまとめています(練馬区は除湿剤をシリカゲルとして乾燥剤と同じ行に置いています)。保冷剤は保冷剤の捨て方、プラスチックの資源に出せるかどうかの考え方は自治体差はなぜ起きるのかで扱っています。
区分は自治体で異なり、年度で改定されることもあります。最終確認はお住まいの自治体公式で行ってください。