乾燥剤は、当サイトが23自治体の公式一覧で確認したところ、17自治体が燃やす側の区分(可燃ごみ・燃やすごみ・燃やせるごみ・もえるごみ・燃えるごみ・もやせるごみ)でした。仙台市と北九州市は家庭ごみ、大阪市は普通ごみ、相模原市は一般ごみと、可燃と不燃を分けない区分に入れています。杉並区は不燃ごみ。名古屋市は生石灰とシリカゲルで区分そのものを分けています。
生石灰かシリカゲルかで区分を分ける自治体がある
名古屋市の50音順一覧には、乾燥剤の項目が二つ並んでいます。「乾燥剤(生石灰)」は不燃ごみで、注意点の欄に「内袋に入れ、水にふれないようにしてください」と書かれています。もう一方の「乾燥剤(シリカゲル)・脱酸素材」は可燃ごみで、この条件は付いていません。同じ一覧の「シリカゲル(乾燥剤)」も可燃ごみです。
残る22自治体の一覧には、素材ごとに区分を分ける記載がありませんでした。手元の小袋が生石灰かシリカゲルかは、袋の表示を見れば分かります。ところが一覧の側が素材を分けていないと、どちらでも同じ区分でよいのか、それとも書き分けていないだけなのかが読み取れません。
杉並区は不燃ごみ
杉並区の品目名は「乾燥剤(脱酸素剤を含む)」で、区分は不燃ごみです。品目表だけでなく、不燃ごみという区分の説明のほうでも、カイロと並べて「カイロ・乾燥剤(脱酸素剤含む)」が例に挙げられています。品目表の記載ミスではなく、区分の設計としてそちら側に置いていることが二か所から読み取れます。
「シリカゲル」で引ける自治体と、「乾燥剤」でしか引けない自治体
項目の立て方も揃っていません。札幌市と大阪市は「乾燥剤」と「シリカゲル(乾燥剤)」の両方を、松山市は「乾燥剤」と「シリカゲル」の両方を持っています。練馬区・千葉市・静岡市・新潟市は項目名そのものが「乾燥剤(シリカゲル)」「乾燥剤(シリカゲルなど)」です。
一方で横浜市の一覧にはシリカゲル単独の項目がなく、引けるのは「乾燥剤」だけです。新宿区・渋谷区・世田谷区・江戸川区・杉並区・仙台市・さいたま市・相模原市・神戸市・広島市・北九州市・岡山市・鹿児島市・浜松市も同じで、項目名は「乾燥剤」です。お住まいの自治体の一覧で「シリカゲル」が見つからないときは、「乾燥剤」を引いてください。
燃やす側でも呼び方が6通りに分かれる
燃やす側に入れる17自治体でも、区分の名前は揃っていません。可燃ごみが渋谷区・世田谷区・練馬区・千葉市・静岡市・広島市・岡山市・松山市、燃やすごみが新宿区・江戸川区・横浜市・新潟市、燃やせるごみが札幌市、もえるごみがさいたま市・浜松市、燃えるごみが神戸市、もやせるごみが鹿児島市です。
可燃と不燃を分けない区分に入れている4自治体も、名前が三つに分かれます。仙台市と北九州市が家庭ごみ、大阪市が普通ごみ、相模原市が一般ごみです。
出し方に条件を付ける自治体
多くの自治体は注意点の欄が空欄ですが、条件を書いている自治体が三つありました。
- 松山市: 出し方の欄が「袋のまま」。小袋を破らずに出す形
- 広島市: じょうぶな紙袋またはポリ袋に入れて出す。ピアノに入っているような多量のものは回収業者に引き取ってもらう
- 浜松市: 「乾燥剤に表記されている注意事項に従って出す」。自治体が判断を製品の表示側に委ねている
浜松市の書き方は、素材を分けていない自治体で手元の袋をどう扱うかの手がかりになります。袋に印刷された注意書きを先に読んでください。
出し方の手順
- 小袋の表示を見て、シリカゲルか生石灰かを確かめる
- 名古屋市は、生石灰のものを内袋に入れ、水にふれないようにして不燃ごみへ出す
- 杉並区は、素材にかかわらず不燃ごみへ出す
- 燃やす側の17自治体は、それぞれの呼び方の区分の収集日に出す(可燃ごみ・燃やすごみ・燃やせるごみ・もえるごみ・燃えるごみ・もやせるごみ)
- 仙台市・北九州市は家庭ごみ、大阪市は普通ごみ、相模原市は一般ごみへ出す
- 広島市は、じょうぶな紙袋またはポリ袋に入れて出す
やってはいけないこと
一覧に「乾燥剤」としか書かれていないことを、素材を問わないという意味に読み替えないでください。名古屋市のように分けている自治体がある以上、書いていない自治体が同じ判断をしているとは限りません。生石灰の乾燥剤の扱いに迷うときは、お住まいの自治体へ確認してください。
区分は自治体で異なり、年度で改定されることもあります。最終確認はお住まいの自治体公式で行ってください。使い捨てカイロの分かれ方はカイロの捨て方、除湿機本体は除湿機の捨て方にまとめています。