木材は、当サイトが18自治体の公式一覧で確認したところ、11自治体が燃やす側の区分(可燃ごみ・燃やすごみ・もえるごみ・燃やせるごみ・もやせるごみ)でした。新宿区・仙台市・横浜市・北九州市は粗大ごみ。千葉市・相模原市・松山市は、太さと長さで区分そのものが変わります。
受け取れる太さの上限が6通りに分かれる
同じ「可燃ごみ」でも、袋に入れて出せる太さが自治体で違います。
- 浜松市: 太さ5cm未満・長さ60cm未満
- 岡山市: 角材は8cm以下、丸いものは直径12cm以下
- 渋谷区・世田谷区・練馬区・さいたま市・新潟市・相模原市・鹿児島市: 太さ10cm前後
- 江戸川区: 直径が1本で10cm以上になると粗大ごみ
- 千葉市・松山市: 15cm
- 仙台市・北九州市: 20cm
浜松市の5cm未満と仙台市の20cmでは、通る太さが4倍違います。棚板一枚が、ある市では袋に入れて出せて、別の市では申込のいる粗大ごみになります。
「市では扱わない」と書いている自治体が3つある
上限を超えたときの行き先も揃っていません。多くの自治体は粗大ごみへ回しますが、そこで受け取りを止める自治体があります。
- 相模原市: 長さ2m超、または太さ10cm超は市では処理できないもの。購入先や専門の業者へ、と案内している
- 岡山市: 太さ直径12cm(角材は8cm)を超えるものは市では収集していません
- 松山市: どうしても切断できない場合は市が収集しないごみ。南クリーンセンターへ問い合わせる
この3自治体では、粗大ごみの申込をしても引き取ってもらえません。解体して出た廃材をまとめて出すつもりなら、先にここを確かめてください。
千葉市は木材を不燃ごみに入れる帯を持っている
千葉市の一覧は、角材と材木類を太さで三つに割っています。太さ10cm以内は可燃ごみ、太さ10cm超から15cm以内は不燃ごみ、太さ15cm以内で長さ150cm以内は粗大ごみです。木を不燃ごみに入れる帯を持っているのは、収録した18自治体で千葉市だけでした。太さがこれを超えるものは、千葉市廃棄物リサイクル事業協同組合へ相談するよう書かれています。
松山市はもう一つ別の行き先を持っています。直径(厚さ)15cmを超える木や板は埋立ごみです。松山市の分別ガイドは木の出し方をフロー図で示していて、太さ、長さを切れるかどうか、長さ150cm以内かどうかの三つの分岐で、可燃ごみ・粗大ごみ・埋立ごみ・市が収集しないごみの四つに振り分けます。
束ね方まで指定する自治体
袋に入れるのではなく、束ねて出す形を指定する自治体があります。
- 練馬区・江戸川区・さいたま市: 直径30cm以内の束にする
- さいたま市・松山市: 1回に3束まで
- 浜松市: ひもで束ねる。袋は不要
- 相模原市: 1mのひもで束ねる量ごとに400円という数え方で粗大ごみの手数料を決める
相模原市の数え方は、他の自治体の「1点いくら」と考え方が違います。束ねた量が増えれば、そのぶん手数料も増えます。
釘とかすがいを抜くよう書いているのは相模原市
相模原市の分別辞典は、かすがい・羽子板・木ねじ・釘等の部品が刺さっているものは抜いてから危なくないようにして出すこと、金属製の接続部品は金物類で出すことを条件に挙げています。棚や家具を解体した廃材にはたいてい金具が残ります。他の17自治体の一覧には、釘についての記載を確認できませんでした。
出し方の手順
- 太さ(角材なら厚さ)と長さを測る
- お住まいの自治体の上限に収まるか、一覧の条件と照らす
- 収まるなら、指定された長さに切り、束ね方の指定があればそのとおりに束ねる
- 相模原市は、釘・木ねじ・かすがいを抜き、金属製の接続部品を金物類へ分ける
- 収まらないなら粗大ごみの申込へ回す。仙台市は400円または800円、北九州市は300円
- 相模原市・岡山市・松山市の上限を超えるものは、市の収集ではなく業者や指定の施設へ相談する
やってはいけないこと
「木だから燃えるごみ」で判断しないでください。太さ次第で不燃ごみ(千葉市)にも埋立ごみ(松山市)にも粗大ごみにもなります。上限を超えた木材をそのまま集積所に出すと、収集されずに残ります。
区分は自治体で異なり、年度で改定されることもあります。最終確認はお住まいの自治体公式で行ってください。庭木を切った枝は自治体によって木材と別の扱いになります。木製の家具はタンスの捨て方、木製の棚は本棚の捨て方、粗大ごみの境目そのものは30cmルールにまとめています。