ごみ箱の区分は素材とサイズの2つで動きます。当サイトが15自治体の公式で確認したところ、11自治体が金属製とプラスチック製で区分を分けていました。うち4自治体(横浜市・名古屋市・調布市・立川市)は木製をさらに別に扱います。
素材で分けている自治体では、金属製が資源ごみ・小物金属・不燃ごみ、プラスチック製が燃やすごみ・プラスチック資源に回るのが多数でした。手元のごみ箱が何でできているかを先に確かめます。
金属とプラスチックで行き先が逆になる
福山市は分かりやすい例です。プラスチック製が燃やせるごみ、金属製が資源ごみ。同じごみ箱でも、燃やす側と資源側に真っ二つに割れます。
甲府市も同じ形で、金属製が資源物、プラスチック製が燃えるごみです。大阪市は3段構えで、30センチメートル以内という条件付きで金属製が資源ごみ、プラスチック製がプラスチック資源、それ以外が普通ごみになります。
川崎市は素材で粗大ごみの境目まで変えています。金属製は小物金属で最長辺30センチメートル以上が粗大、プラスチック製は普通ごみで最長辺50センチメートル以上が粗大。同じ大きさのごみ箱でも、金属なら粗大、プラスチックならごみの日に出せるという場面が起きます。
粗大ごみの境目が30センチから50センチまで割れる
サイズの基準は自治体でばらばらでした。
30センチメートルは名古屋市・大阪市・目黒区・茨木市。調布市は40センチメートル。横浜市は50センチメートル(金属製は30センチメートル)。川崎市は素材で30と50を使い分けます。
大津市だけは長さと重さの両方を見ます。金属製は指定袋に納まり5キログラム未満なら燃やせないごみ、プラスチック製は長さ40センチメートル未満かつ5キログラム未満なら燃やせるごみ。それ以外は戸別有料収集の大型ごみです。
茨木市は粗大ごみを2段階に分けていて、30センチメートル以上1メートル未満が粗大ごみ(小型)、1メートル以上が粗大ごみ(大型)です。
サイズを問わず粗大ごみにする自治体もある
市川市・大田区・越谷市は素材でもサイズでも分けず、ごみ箱を粗大ごみの品目として立てています。
料金は大田区が300円、市川市が3点まで520円です。市川市は「ごみの形状等により処理手数料が異なる場合があります」とも書いているので、申し込みのときに確認します。越谷市の品目名は「分別ごみ箱」で、家庭の小さなくずかごではなく分別用の大型を想定した書き方でした。
目黒区は中間で、一辺がおおむね30センチメートル以上なら粗大ごみ(300円)、30センチメートル未満ならプラスチック製が燃やせるごみ、金属製が燃やせないごみです。
「ごみです」と書かないと持っていかれない
ごみ箱には他の品目に無い問題があります。中身が空のごみ箱を集積所に置くと、収集する人からはまだ使うごみ箱に見えます。
横浜市は木製・プラスチック製のごみ箱の注意欄に「『廃棄します』『ごみです』等、明示する」と書いています。茨木市も「『ごみ』と貼り紙して下さい」としています。紙とテープを1枚貼るだけの手間ですが、これを飛ばすと収集されずに残ります。
ふたが別区分になることがある
横浜市はごみ箱のふたを独立した品目にしています。区分はプラスチック資源で、50センチメートル以上は粗大ごみ、金属製で30センチメートル以上は粗大ごみ、30センチメートル未満は小さな金属類です。
ふた付きのペダル式ごみ箱を捨てるときは、本体とふたで区分が分かれる可能性があります。他の自治体ではふた単独の項目は見当たりませんでした。
出し方の手順
- ごみ箱の素材を確かめる。金属・プラスチック・木・陶器のどれか
- 一番長い辺を測る。自治体の境目は30センチメートル・40センチメートル・50センチメートルのいずれか
- お住まいの自治体の品目一覧で「ごみ箱」を引く。素材別に行が分かれていることが多い
- 粗大ごみに当たるときは受付センターに申し込む(大田区300円、目黒区300円、市川市520円)
- ごみの日に出す場合は、中を空にして「ごみです」と書いた紙を貼る(横浜市・茨木市)
- ふたが外れるものは、ふたの区分も確認する(横浜市はふたがプラスチック資源)
やってはいけないこと
中身を入れたまま出すことはできません。ごみ箱の中のごみは、それぞれの区分で先に処理します。横浜市と茨木市で貼り紙をせずに出すのも、案内に沿いません。素材で区分が分かれる自治体で、金属製のごみ箱をプラスチック資源に出すのも同じです。手元のごみ箱が金属かプラスチックか分からないときは、磁石を当てるか、自治体の窓口に聞いてください。