土鍋は燃えないごみが原則です。当サイトが15自治体の公式で確認したところ、12自治体が燃えない側の区分でした。
ただし呼び方は市によってばらばらです。燃えないごみ・燃やせないごみ・燃せないごみ・不燃ごみ・不燃破砕ごみに加えて、品川区は陶器・ガラス・金属ごみ、熊本市は埋立ごみという専用の区分を持っています。燃えない側から外れる3自治体は行き先が違い、大阪市は普通ごみ、川口市は一般ごみ、京都市は大型ごみが原則です。
金属の鍋と土鍋で区分が分かれる自治体がある
台所には金属の鍋も土鍋も並んでいますが、分別では別の行になることがあります。
横浜市は「なべ(陶器製 土鍋など)」を燃えないごみ、「なべ(ホーロー、金属製)」を小さな金属類としています。金属の鍋は資源、土鍋はごみという分かれ方です。
大阪市は逆で、「鍋(ホーロー製品・土鍋で最大の辺または径が30センチメートル以内(柄の部分を除く)のもの)」と1行にまとめていて、どちらも普通ごみです。
同じ日に鍋を何個か捨てるときは、素材ごとに行を引き直します。
割れ物としての出し方に指示がある
土鍋は落とすと割れます。割れた破片は収集する人の手を切るおそれがあるため、包み方を書いている自治体があります。
横浜市は「なべ(陶器製 土鍋など)」の注意欄に「新聞紙等に包み品名を表示する」と書いています。中身が見えない袋に入った陶器の破片は、外からは分からないためです。
当サイトが確認した他の14自治体では、土鍋の項目に包み方の指定は見当たりませんでした。ただし不燃ごみ全体の出し方として、危険の表示や紙で包む指示を持っている自治体があります。品目のページだけでなく、不燃ごみのページも見ておくと安全です。
大きさの測り方に「取っ手を除く」が付く
粗大ごみの境目を持つ自治体は、測り方まで指定しています。
目黒区は「取っ手を除いた部分の一辺」がおおむね30センチメートル以上で粗大ごみ。大阪市も「最大の辺または径が30センチメートル以内(柄の部分を除く)」という書き方です。土鍋は両側に取っ手が出ているので、そのまま測ると実際より大きく出ます。
品川区は一辺の長さがおおむね30センチメートル、調布市は40センチメートルが境目です。
京都市だけはサイズではなく持ち運びやすさで決めています。「片手で持てる重さでごみ袋が縛れるもの」が燃やすごみ、それ以外は大型ごみ。土鍋は小さくても重いので、この基準では大型ごみ側に寄ります。
受付システムに「土鍋」が無いことがある
粗大ごみで出すとき、申し込み画面に土鍋という選択肢が見つからないことがあります。
目黒区はこの点を先回りして書いていて、「粗大ごみインターネット受付での申し込みは『鍋(釜・フライパン)』を選択してください」と案内しています。品目名が一致しないだけで申し込みを止める必要はありません。
ふたの扱い
横浜市は「鍋のフタ」を独立した品目にしていて、区分は小さな金属類です。ただし注記に「ガラス製のふた・土鍋は燃えないごみへ」とあるため、陶器の土鍋のふたは本体と同じ燃えないごみに回ります。他の自治体ではふた単独の項目は見当たりませんでした。
出し方の手順
- 土鍋の取っ手を除いた一辺を測る。目黒区・大阪市・品川区は30センチメートル、調布市は40センチメートルが境目
- お住まいの自治体の品目一覧で「土鍋」を引く。無ければ「鍋」「なべ」で引き直す
- 素材別に行が分かれている自治体(横浜市)は、陶器製の行を選ぶ
- 割れているものは新聞紙等に包み、品名を表示する(横浜市)
- 指定袋のある自治体は袋に入れる(大津市)
- 粗大ごみに当たるときは受付センターへ。品目名が無ければ鍋の項目を選ぶ(目黒区)
やってはいけないこと
割れた土鍋を裸のまま袋に入れることは、横浜市の案内に沿いません。新聞紙等に包んで品名を表示します。金属の鍋と同じ資源の袋に入れるのも、横浜市のように行が分かれている自治体では間違いです。京都市で片手で持てない重さの土鍋を燃やすごみに出すのも、案内から外れます。